ikarosの作業場

飛行機の設計もできる系のプログラマー。なおこの記事は個人的見解であり、所属する組織の意見とは一切関係がありません

Windows+PyCharmでTensorFlowを扱う

深層学習ライブラリは通常Linux&Python環境で扱うことが一般とされています。

ですが、CADソフトが入った環境下でもちょっとTensorflowを扱いたいなと思っていろいろ検索したらできたのでメモとして残しておきます。
(2017年8月14日現在)

1.Pycharmをインストールする

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JetBrainのホームページからPyCharmをインストールします。別段特殊な設定は必要なく、初期設定のままインストールしてかまいません。

2.Anacondaをインストールする

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こちらも公式から自分の環境にあったバージョンで初期設定のままインストールします

3.Anaconda Navigatorを起動、操作

AnacondaインストールでインストールされるAnaconda Navigatorを起動します
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その後Environmentタブをクリックして
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Createボタンから新規の仮想環境を構築します。この際Pythonのバージョンは3.5にしておきましょう
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こちらのタブの「Installed」を「Not Installed」に切り替え
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その右の検索窓から「tensorflow」と入力すると2件の検索結果が返されます
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CPUで処理を行う場合には「tensorflow」の方を、GPUで処理を行う場合には「tensorflow-gpu」をインストールします
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4.PyCharmでのInterpreter選択

ここでPyCharmから新規プロジェクトをスタート「Create New Project」
次画面においてInterpreterの選択があるので右の歯車ボタンから「Add Local」からAnacondaで作った仮想環境内のpython.exeを選択します
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初期設定の場合 C:/Users/(自分のユーザー名)/Anaconda3/env/(仮想環境名)/python.exe
をクリックします
これで新規プロジェクトをスタートするとWindowsでもTensorflowをPyCharm内で扱うことができるようになります。

それではWindowsとともによい深層学習ライフを!

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